カナダの自然エネルギー産業と格付け会社の影響力

日本人観光客も多く、経済的に豊かなイメージがあるカナダですが、今年の5月には衝撃的なニュースが飛び込んできました。5月の経済成長率は、前月比でマイナス0.6%となっおり、月間では、2009年3月以来の大幅低下になりました。これには、大きな森林火災で石油採取量が大幅に減ったことが大きく関係しています。

マイナス0.6%の低下は、エコノミストの予想をも下回るものであり、不安視されましたが、一時的な低下となり、石油生産が回復次第、経済成長率も上がっていくとされています。それほど、カナダの経済や産業によって、石油は重要なものであり、致命的な火災や災害などがあれば経済に大打撃を与えかねないことがわかります。

その一方で、産業の面ではカナダ格付け会社DBRSは、欧州の社債格付け事業を拡大する計画を発表しました。DBRSは、格付け業界で大手3社に続く筆頭とされ、欧州中央銀行(ECB)が債券における信用力を判断する際にDBRSの格付けを使っていることと、ECBが始めた社債買い入れを軸に、存在感をアピールするのが狙いとされてます。そのため、今後DBRSはカナダだけでなく、世界的に経済への影響力が増すことが期待されます。

このように、カナダの最先端の情報をもつ企業が経済や産業に大きな影響を及ぼす日は遠くありません。その一方で、石油などの自然エネルギーの産業もカナダの経済に大きく影響を及ぼし続けるでしょう。実際、森林火災の時は大打撃を受けました。自然をしっかりと保護し、管理していくことも重要です。カナダは、自然と人間の技術によって大きな利益をもたらしています。現在の日本は、最先端技術や、科学の発達に頼りすぎている傾向があるのではないでしょうか。今一度、自然の良さや活用法を考える必要があると思います。震災や台風などが多い日本ですが、自然と共存できるようエネルギーや技術に転換していくことが日本の課題だと思います。