top-image画像

カナダの国土・気候・人種・言語・生活習慣について

カナダといえば広大な台地を連想する人も多いだろう。面積はロシアについで世界第2位。北米大陸の4割を占める国である。アラスカを除く北米ほぼ全域に及んでいるため、東は大西洋、西は太平洋に面している。さらに北では北極海に面している。

また、アメリカとの密接な関わりでも知られる国である。西と南でアメリカと国境を接しており、しかもその国境線は非常に長い。陸で国境と面している唯一の国でもあり、地理的、経済的なつながりも密接。よく言えば共同体、悪く言えばアメリカの影響下にあるといってもよいだろう。

広大な国土に対して人口は決して多くはない。人口は2010年現在で3433万人。アメリカが3億人以上、メキシコも1億を超えていることを考えるとかなり少ないといえるだろう。人口密度は3.2人/平方キロメートル。この少ない人口と人口密度の理由は国土と気候によるもの。国土の大半が北極圏に面している上、約54%を森林で占めている。つまり人が生活するのに適した土地が少ないのだ。この点はアメリカ合衆国との国境から200km以内に人口の80%が生活していることからもわかる。北部へ行けば行くほど人口も人口密度も少なくなっていく形だ。

北部に位置することもあり、気候は寒冷。一部を除いた国土の全域が寒帯、亜寒帯となっている。そのため農業には余り適しておらず、小麦を除けば大きな産業とはなっていない。アルバータ州やスサカチュワン州などは世界的に見ても人が生活する地域としてはもっとも寒い部類に入る。

人種はイングランド系が21%、フランス系15.8%、スコットランド系15.2%、アイルランド系13.9%、ドイツ系10.2%など。移民によってなりたっている国であることがわかる。ただカナダ人の3分の1が自ら「カナダ人」とアイデンティファイしており、移民としての意識はあまりない。

言語はおもに英語。全体の約6割を占める。ただケベック州のようにフランス語が公用語となっている地域もある。フランス語は全体の約2割。

寒い環境の中でも近代化を推し進め、カナダ人としてアイデンティティを保ちながら生活を送る。カナダ人とはそうした人たちである。

このページの先頭へ

セザール賞