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カナダの貿易構造について、日本との関係について

カナダは貿易依存度が高い国と言われる。広大な国土から産出される豊かな天然資源を重要な輸出品目としており、それが国の経済を支えているからだ。ではそんなカナダの貿易構造はどのような形で成り立っているのだろうか。

貿易の相手国

カナダの貿易構造でまず知っておくべきなのがNAFTAの存在だ。北米貿易機構、簡単に言えばカナダ、アメリカ合衆国、メキシコ合衆国の間で結ばれた自由貿易協定となる。

これによって北米同士の貿易の自由度が増し、より密接な関係が築けるようになった。カナダにとってはメキシコとの貿易規模を拡大するチャンスとなった。さらにNAFTAの影響によりアメリカとの関係がますます強まった面もある。これは貿易相手国の状況を見ればすぐにわかる。

2011年のデータでは輸出額のじつに73.3%をアメリカ合衆国が占めている。ついで多いのがイギリスの4.4%だからいかに突出しているかがわかる。輸入は輸出ほど極端ではないものの、アメリカ合衆国が49.5%を占め、2位の中国の10.8%を大きく引き離している。なお、メキシコ合衆国に関しては輸入、輸出とも5位の相手国となっており、関係はまだまだ発展途上といえるだろう。

貿易の品目

カナダ貿易の品目を見てみよう。輸出に関してはもっとも多いのが原油。2010年のデータでは504億ドルにも及ぶ。天然資源に頼った貿易のイメージも強いが、2位は自動車で477億ドル、3位が機械類で429億ドルと工業製品が占めている。4位に石油、5位に天然ガスと続く。

一方輸入に関しては機械類が968億ドルと断然のトップとなっており、ついで自動車が571億ドルと続く。面白いのは3位に原油が顔を出していること。カナダでは原油の輸出と輸入を並行して行っているのだ。

カナダと日本の貿易

日本との関係も見ておこう。輸出・輸入ともに4位の貿易相手国となっている。特徴としては貿易品目が非常に偏っていること。

日本からの輸入では自動車、機械類、自動車部品、航空機部品といった工業関連が上位を占めているのに対し、日本への輸出では石炭、なたね、肉類、木材、銅鉱といった天然資源が多くを占めている。この辺はカナダと日本との関係を示す格好の資料となるだろう。

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