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積極的に投資中のハイテク産業

ハイテク産業は21世紀の経済を左右する重要な分野といえる。とくにIT産業、バイオ産業、航空宇宙産業は技術力と資本力が大きくものを言うだけに国を挙げての支援策や振興策が求められる。その点カナダは理想的な環境にあり、着実に成果を上げている段階にあるといえるだろう。

IT産業

カナダのハイテク産業の代表格がIT関連。もともとアメリカとの結びつきの強さから半導体をはじめとしたマイクロエレクトロニクス方面には強みを見せていた。そこに通信産業の振興が加わることでより充実した環境が整えられつつある。GDPにおけるIT産業の割合も確実に上昇しており、雇用の創出にも大きな成果を挙げている。課題としてはモントリオールやトロント、バンクーバーなど都心部に拠点が集中しているところか。今後もっとバランスがとれた形でIT産業の拠点をカナダ全土に拡大・拡散していくことができるかが鍵となりそうだ。

ゲーム産業

IT産業との関わりではゲーム産業についても見ておきたい。意外に思う人も多いかもしれないが、ゲーム開発においてカナダはアメリカ合衆国、日本に次ぐ世界第3位の規模となっている。IT産業の切り札的な扱いもされており、今後の発展に期待が集まる。

バイオ

バイオ産業の振興も目覚しい。例としてバイオテクノロジー産業の収益を見てみよう。少々古いデータとなるが、1997年から2002年の5年間の間に5倍ほどの急激な伸びを見せており、50億ドルを越える規模となっている。もちろん現在ではもっとも伸びているだろう。また研究開発費も増加の一途を見せており、研究開発の活性化による産業の育成、そして収益の増加という好循環が機能していることが窺える。その背景には連邦政府や州政府が実施している「産業支援研究プログラム(IRAP)」をはじめとした公的な支援制度の存在が大きい。

航空宇宙産業

最後に航空宇宙産業にも目を向けておこう。2007年には「航空宇宙・防衛イニシアチブ(SADI)」が設立され、この分野での生産性の向上が目指されている。連邦政府も関連企業への支援を積極的に行われており、さらなる成長が予想される。

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